MRと医療機器営業の違い(番外編) コントラクトMR
タイキです!
今日は番外編、コントラクトMRについて紹介します!
コントラクトMRは、要は派遣MRです。
派遣元の企業(CSO)に就職して、製薬会社に派遣されて働くMRのことです。
転職する際にCSOの企業に応募して実際に面接を受けてきたので、その体験談も含めて紹介していきます。
①CSOへの 転職活動を経験して
結局入社はしなかったのですが、CSO数社に応募して実際に面接を受けたことがあるので、その体験談と注意点を紹介します。
企業規模によって対応が異なると感じましたので、今回は企業規模別に紹介していきます。
◆大手2社
・MR資格があれば採用のハードルは低そう
→ 社員がたくさんいた方がプロジェクト先の多様なニーズに応えやすいですもんね。
ふるいにかける面接というよりは、入社してもらうために囲い込むための面接という感じでした。
・勤務可能エリアが狭いと契約社員として採用
→ やはり希望する勤務地で働きたいからコントラクトを目指す!というのは難しそうです。
・給与や待遇は国内中堅と同程度
→ 見かけの額面だけで判断するのでは無く、その後の昇給率も計算した方が良いです。
自宅待機になると給与は満額もらえないので注意が必要です。
また退職金制度の有無もきちんと確認しましょう。見かけの給与は良いけどトータルだと転職前より下がってたというケースもあります。
・メリットを前面に出す
→ 私はプライマリーMRだったのですが、オンコロジー領域のプロジェクトで働けるか面接の際に確認しました。「もちろん可能ですよ!」ということでした。
微妙な経歴の私にも、無限の可能性が広がっているような言い方でした。
しかし、他のCSOの方に聞くと結構厳しいらしいです。詳細は後で紹介します。
◆中小2社
・採用のハードル高い
→ MRの資格を持ってれば合格!とはいかないです。
担当領域や担当施設、経験などを結構シビアに見られます。
ニーズに満たなければ「良いプロジェクトがあれば是非紹介したいので保留で!」と言われます。
こう言われたら諦めましょう。健気に待っててもまず紹介されないです。
・CSOの真実を教えてくれた
→ 中堅CSOの方は本音で色々と教えて下さいました。
漢方・眼科・後発品などのニッチな領域のMRは、コントラクトになってプライマリー領域やオンコロジー領域のプロジェクトに受かるのは難しいそうです。
プライマリー領域のMRは結構余ってるらしい。
大手CSOの面接で言われたことを中堅CSOの面接で話したら、
「良いことばっかり言うんだから!取り敢えず採用するだけするんだよなぁ!」と、面接なのを忘れて個人的に怒ってました。
もちろん大手CSOが悪いというわけではなく、中堅CSOとしては大手に人材を囲いこまれて苦しいというところでしょうね。
この後この面接官から「じゃあうちも仮で採用します!良いプロジェクトあれば紹介しますね!」と言われました。
『仮』って、、、
なんだかなぁという感じでしたね。
この面接を通して、私はコントラクトMRの道に行くことを止めました。
勤務地も選べない、希望する診療科も難しいとなれば、私としてはコントラクトMRになるメリットはないかなと判断しました。
②コントラクトMRの将来予想
違う記事でも書きましたが、MRは今後減少が予想されます。
コントラクトMRはどうでしょう?
おそらく需要は将来的にもあると思います。
例えば、新薬の上市時に一時的にマンパワーが必要なときに雇い入れるなどですね。
自社でMRを雇うとコストかかりますし、不要になった際に辞めてもらうにもコストかかります。
一時的な需要を満たす際には、コントラクトMRが最適かと思います。
ただ、よく考えたらコ・プロモーションでも一時的な需要拡大に対応することが可能なので、不透明な部分はありますね。
(どちらがコスパが良いかですね)
一時的な需要を満たすために今後もコントラクトMRの需要はあると思いますが、より高いスキルや豊富な経験が必要になってくると思います。
各社の今後のパイプラインを見ると、オンコロジーやオーファンドラッグ,バイオ医薬品がかなり多いので、それに対応出来る知識・スキル・経験が必要です。
また、各社がMRの数を減らしています。
おそらくその中の何割かはコントラクトMRに流れてくると思います。
コントラクトMRの中でも競争が激しくなっていくんじゃないかなと思います。
以上です!
メーカーのMRにしても、コントラクトMRにしても、今後はより高いスキルが求められます。
生き残り競争が激しくなってきます。
Xデーが来ても必要とされるMRになれるように、今のうちから頑張っていきましょう!
では〜